私は一般的には子供が好きであるが、この時期どうにもこうにも困る時がある。
夏休みに代表される大型休暇の最中に新幹線で出張することがたまにあるのだが、子供連れの親子のマナー。いやはやうるさい。
子供ははしゃぎたくなる気持ちはよくわかるし(自分自身が子供だった時代をを経験している)ある程度は仕方がないことだ。しかし全く注意をしない親。どんなに子供が騒ごうが友達と思われる自分の友達とこれまた大声でしゃべくりまわってうるさいのなんの。注意をされても、「怒られるから静かにしなさい」とたまに言うだけ。そこには親の思想に基づく意志が入っていないから子供が言うことを聞くはずがない。日頃からどうしているかが見えてくる。こざかしい親になると、たまに注意して「私(親)は子供に注意しているんですよ!(でも子供は騒ぐのが仕事だから仕方ないのでわかってください)」という姿勢を見せるポーズだけするせこい奴もいる。私は大体そういう時には車掌に言って注意させる。たまに中高年の大人が少し静かにしなさい!と注意をすると、前述の「怒られるから静かにしなさい」「あるいは、あんたがうるさいから怒られちゃったじゃないの!」ととんでもないことを子供にのたまう。
私が子供の時に、よく親と特急に乗っていろんなところに連れて行ってもらったが、私たち兄妹は社内や外食先で騒ぐこと、自分の席から離れて歩き回ることは絶対に許されなかった。二度と連れて行かない!と言われるのが子供心に嫌だった。もちろん私の母は非常に厳しかった。いろいろあるやってはいけないことのリスト(こんなリストはもちろん実際には無い)の上位項目に、電車や食堂で騒いでは行けないと言うことがあった。たまに調子に乗って声が大きくなってくるとビシーっと注意されて(本当に調子に乗っている時は怒られて)すぐに静かにした記憶がある。子供は静かにしていられない、子供は絶対に騒ぐ、という大人がいる。これは間違っている。理由をキチンと理解し、日々家庭で仕込んでおけば騒がないはずである。日頃から放ったらかしているから騒ぐのであって、言うことと聞かないのだ。しつけをした犬としつけをしていない犬と同様、、、等と書くといろんな人から怒られるかもしれないが誤解を恐れずに書くと、、、しつけが出来ずに騒ぐことをやめられない子供は動物(野獣)と一緒であるのだ(ある意味人間ではない)。そんなことで私が通っていた教会の幼稚園でもこのあたりのけじめは結構厳しくしつけられた記憶がある。
いずれにしてもどんなことも修練なのだ。だから私は特急なんかで2時間3時間乗って出かける時に、騒ぐ以外に遊ぶ方法楽しい過ごし方を知っていた。親が恐くて騒げないのではなく、騒いではいけない理由を少なくとも幼稚園児代から理解していたから公共の場所で一心不乱に暴れるガキを見ているとイライラします。あまりに酷い時を除いては注意はしないようにしているので、、その席に乗り込んで、馬鹿野郎!と一喝したくなるのを押さえここは我慢を決め込んでいるものの、私の食事の時間、私の移動の時間(休む時間であり資料に目を通す時間)をこんな奴らのために何故妨害されなくてはいけないのか…と悶々とすることになります。
今日、たまたま区内の某所で食事をしたが、ママ2匹とガキ2匹が、まあうるさいことうるさいこと。食わずに騒ぐ。食わずにガキ同士暴れ。ママ2匹にとっては日常の景色のようでそれを見ても全く平気なママ2匹。しかも子供大声に輪をかけて大声でレベルの低い話を繰り返すママ2匹。一瞥(いちべつ)くれてやって、絶対にうるさいという意思表示に気が付いているのに何が悪いんだとばかりに大声で話すのをやめないママ2匹。子供にも全く注意しない。見かねて店長とおぼしき人間に注意を促すと、店長女史が「食事中のお客様にご迷惑になりますから…」と遠慮がちに申し出たら、私たちは客よ!と言わんばかりに「はいはいわかりました!」と不満げに強い口調で返事をする代表ママ。その後も改まる様子もなく(ガキどもの食事はとっくに終わっている〜というか半分くらいだけ汚く食い散らかしている〜、待っているお客もいるのに)、見かねた隣の席の経営者風情の中高年の紳士が、「あなたたちいい加減にしなさい。あなた達以外のこの店のお客さん全員があなた達に迷惑して食事の邪魔になっていることに気が付きなさい。子供にもちゃんとしつけしないとダメないい年した大人が何を考えているのだ!自宅と公共の場をわきまえなさい」と優しく且つ毅然と言いました。
すると離れた席で拍手が…。呆然とするママ2匹。
ママ2匹、ガキ2匹。這々の体で逃げていきました。
実際にあった話です。