昨夜の台湾戦に勝利し、野球日本代表は北京オリンピックへの出場権を獲得。
終わってみたら10対2、終わってみたらツーランホームラン一本含む散発3安打。
しかし、6回まではなかなかもどかしい試合展開。一点リードしているからこそのもどかしさ。
7回の日本の攻撃は見事であった。随所に日本野球の細かさや技術が。代走の宮本キャプテンのしびれる走塁、西岡から阿部まで四球はさんで4連打。しかもみんなヒットねらい。一点の重み。タイムリーを打つたびに選手がベンチにガッツポーズ。普段のペナントレースではあり得ない気持ちの高揚が画面から伝わってきました。それにしても甲子園を遙かに超えると思われる完全アウエーのこの試合。
サッカーは連続プレーなのでなかなかゲームの進行上、1つ1つのプレーへの感情表現を見ることが難しいが、野球はワンプレー毎に試合が止まるので1つ1つの気持ちのこもったガッツポーズが見られてたまらない?雰囲気でありました。
よく、サッカーは国際試合や世界大会があるが野球はそれが無いと言われてきました。プロアマの問題もあって、日本代表はアマチュアのことだったりした時代がちょっと前間でありました。しかしアマチュア中心で臨んだオリンピックも、結局の所はその後プロで活躍する選手を沢山輩出しました。ロスオリンピック(たしか84年?)の明治の広沢は頼もしかった。谷や松中なんかもオリンピックで大活躍しました。
しかし、野球もようやくグローバル化して野球を通じてプロ同士の真剣モードの国際試合を見ることが出来る今の時代の選手も見る方も幸せかと。以前はやはりアマチュアの存在を理由に、国際試合をやっても日本は遙かに韓国や台湾よりずっと上だという余裕に近い認識がありました。が、実際にオリンピックやWBCで韓国に連敗したり、各国リーグの進化や大リーガー輩出などを通じて、日本のプロ野球界も危機感を募らせ、韓国チーム独特のサッカーにも共通する日本への対抗心で彼らが実力以上のパワーを出すことを肌で感じることで、今回の星野ジャパンも相当の覚悟を持って、一流プロのプライドを捨てて、泥だらけで「一生懸命」野球をした結果の勝利でありました。
もし、長島、王の時代に(まあ私の考える長島王はV9時代の後半ですが)…と昨夜考えました。
ピッチャー堀内、江夏、平松、星野、山田、足立、山口、鈴木、安仁屋…
キャッチャー田渕
ファースト王
セカンド高木守通
サード長島
ショート藤田平
レフト山本浩二
センター福本
ライト谷沢
指名打者大杉(張本は大丈夫か…)
柴田、高田、門田、衣笠、若松…
これも結構凄いチーム!?!?
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