ピノキオで有名になったRoberto Benigni主演のライフイズビューティフルは私の最も好きな映画の1つです。イタリアを部隊とした第二次大戦のユダヤ人の物語。この映画が表現する笑いと悲しみを通じた人生模様、グイドのユーモアと子供の純粋な笑いと驚きの表情に感動を禁じ得ません。ユダヤ人の彼らが抱える大きな問題〜もちろん戦争とナチスですが〜主人公のグイドのひたむきな明るさと強い意志に基づいたユーモア精神、暗い時代と舞台のイタリアの華やかさや人々の明るさとの対比がたまりません。また、同様に、名優RobinWilliams主演のヤコブザライヤー(和訳タイトルヤコブの嘘つき)。こちらも同様第二次大戦のユダヤ人の物語。こちらは舞台がポーランドなので、ナチスから共産主義時代に至る、我々が持つ東欧独特のグレートーンの暗い(東欧出身の人ごめんなさい)雰囲気そのままで、暗い中での笑い。登場人物の人々の後ろ向きな姿勢(もちろん国民性ではなく当時の状況や寒さが大きくそうさせていることは間違いありません。誤解なきよう)。イタリアとポーランドでは違うなあと、私の主観や誤解かもしれませんが改めて感じます。共通しているのが収容所内の雰囲気、トーン、空気。イタリアは明と暗の対比、ポーランドでは暗と暗の類似のトーンの中での対比。この表現は見事です。
どちらも主演俳優の持つ個性とトーンが、深い悲しみと苦しみの中で笑いを演じる中で、共通していて全く違うカラーとテイストを我々に与えてくれます。どちらも次々と展開していき最後に悲しみを沢山残した中での大きなグローリーがあるわけですが、あまりにも悲しみの部分が大きい中での喜びの表現、、、感動詞ながら感心させられ何度見ても飽きない映画であります。
ストーリーは語りたいですが、是非DVDを買って(借りて)ご鑑賞!!
ライフイズビューティフルはちょっとしたことで手元からDVDがなくなってそのままで、あらたにアマゾンで買い求めて早速見ようと。。。
同様、ナチス時代のユダヤ系の人々を描いた映画は沢山あってどれも感動させられます。
今年DVDで見たテレビシリーズのV(VisitorとVictoryの両方をかけている)という長編がありましたが、これもベースはこのテーマのように感じます。捕虜として捉えられたりいろんな流れが結構上野映画と似ていたりします。実際に収容所経験者のおじいさんが、Visitorとの戦いでは的と相対し多彩の振る舞い方や話し方などを、ナチス時代の苦労を背景とした経験でアドバイスしたりしています。VはVで少し子供っぽいSF的な部分があったり、フィナーレが唐突で途中の細かいところまで行き届いたストーリー展開からすると実にチープで安易になっていて、気球でVisitorにだけ害がある細菌を撒いたりする映像がものすごくチーズでありますが、前述のトーンの問題と、Visitorが宇宙からやってきて、、、と思っていたら地球を支配されそうになってテーマがVictoryに変わるというのは見ていて面白かった。
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