去年一月、カサライロ入り口の階段に、ちらちらと白く揺れる物が見えたので目をやると、、なんと白いチョウチョでした。モンシロチョウは春じゃないか!?と思いつつ、寒くて体温が低下してふらふらとまともに飛べない蝶をつまんで、サザンカの丁度道から裏側の葉の下に止まらせました。バタバタと少し抵抗して飛ぼうと思ったようですが、蝶はサザンカの下のデージーの葉っぱに移りました。まあ、好きな場所に止まればよいか、、と思いつつ、この蝶は来春飛べるのだろうか、雀や椋鳥にとって食われるんじゃないか(食われないように何か手を施した方がよいのか・・・)、、いろいろ考えながら彼(彼女)の無事の越冬を祈りました。
考えてみたら、自称昆虫博士兼自称野鳥博士兼自称動物博士だった子供時代、蝶やトンボは沢山捕まえました。かごに入れておいても結果的に死んでしまうので、そういう意味では殺生を沢山したことになります。なので、何とか春まで生きてまた花の回りを飛べれば良いなと思いました。
一度だけ、植え込みの外の道に蝶がいたので葉っぱに戻しました。ちょっと温かくなって体温が上がってちょっと羽ばたいて飛ばされたのでしょうか。その後も二度三度と植え込みの蝶を確認したものの、一月半ばあたりからか気に留めるのを忘れてしまって今に至りました。
今週のこと。
日曜日、、白い蝶がサザンカの葉で休んでいました。あの時の蝶だろうか!?!?わかりませんが、私にはその時の蝶のように思いました。まだ寒いようでちゃんと動けません。いよいよ飛べるかな、、と思いました。
そして今日、なんと、デージーの花に蝶がとまっていました。今度はちゃんと動けるようです。
もしかしたら違う蝶かもしれない。
でも、去年私がつまんだ蝶だと勝手に思うように決めました。
ちょっとした胸のつかえがあった今日この頃だったのですが、蝶のお陰で気分が晴れたような気がしま
した。蝶が頑張っている姿に何か温かいものを貰いました。小さいけれども嬉しい出来事でした。そんな気分で、今日は祖父と祖母のお墓に参って来ました。
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