ジーコ監督が茨の道と称した予選が終わり、終えてみれば世界で最初日本戦出場を決め、しかも予選トップ進出。ライバル韓国はホームでもサウジに勝てず、ついに監督交代。
途中監督更迭騒動その他もありました。
長嶋監督同様ではありませんが、なかなか常人には理解できない世界基準のジーコ采配への批判も多くありました。
固定メンバーの件、FWの起用(鈴木)と得点力不足、海外組国内組、選手交代、バックの枚数、若手起用(しない)などいろんな批判を生みました。就任当初はジーコと選手の基準の違いなどから確かにもたつきました。この頃の負の記憶がジーコ疑問論が消えなかった原因だと思いますし、川縁キャプテンもこれらの流れの中でコメントが一時怪しい時もありましたが、全て公式戦の実績でこれらの批判も封じました。私も二次予選の山場前のキリンカップでペルーとUAEに連敗した時には練習試合と思いつつも心配しましたし、一次予選のオマーンや二次予選のバーレーン、日本相手に以上に燃える北朝鮮、予選唯一黒星のイランなどジーコが言うように本当に茨の道でした。様々な課題を、バック枚数の使い分け、最後にアテネ組の招集と補欠メンバーで東アジア選手権に試合を戦う等リスクを負いながら結果を出しました。誰が出ても大丈夫な30人あまりのチームを作り上げました。私が最もストレスを感じるFWの得点能力ですが、これまでの選手に大黒や田中の台頭も期待できるし、久保や大久保の復活、MFですがフランスで松井も活躍していてメンバー選考の過程が楽しみです。W杯予選、アジアカップ、東アジア選手権、コンフェデカップ等にてアジアチャンピオンとして恥ずかしくない成績を収めてきました。今度はジーコではドイツで勝てないという声が出てきました。きっとジーコでは予選を勝ち抜けないといってきた連中に違いない。
我々代表を愛する者たちは、これからも代表のメンバーひとりひとり(結果として本番で代表落ちするメンバーも含めて)とジーコを信じて応援を続けましょう。
ドイツに向けてこれからの代表の進化に期待です。