昨日、ある異業種交流的な経営者の勉強会に、元ソ○ーで営業一筋で地方販売店の社長まで務められた67歳の「友人」と一杯やらせて頂く機会がありました。なんと私よりも26歳も先輩ですが、いやはや元気何より、というM山さんです。私とは、いわゆる仕事を超えたお付き合いと言うことで、情報交換や食事等楽しんでいます(ゴルフはやらないのでお断りしていますが)。歴代のソ○ーのトップと直接関わりながら仕事をされてきたM山さんからあふれるオーラは、人への愛情と悠大な人柄に溢れています。人と人、企業と企業をおつなぎするのが自分の天職とされているようで、私にもどんどん人を紹介してくださり、勉強する機会を沢山与えてくれます。私と一緒にバーで差しで飲むんですからお酒もお強い。早速次の約束をさせられ…ではなくて約束までいただき新橋の行きつけのお店でごちそうしてもらえそうです(勝手にご馳走してもらえるとずずしく考える私)。
そういえば、私の周りには元気な60代が沢山います。
お客様にもT島社長という元気な親父がいます。文京区の大先輩という(大を付けると怒られそうですが)ことで、公私ともにお世話になり、創業すぐから応援して頂いています。私と会うと、「おー元気で頑張ってるか~?」と大きな声で笑顔で迎えてくれます。会社に顔を出さないと、T島社長はうちのスタッフに「田辺さん、全然顔出さないじゃないか。たまには来いと怒っていたと言っておいて!」とエールをくれます(…結構スタッフをびびらせてます)。もう一人、ガウス生活真理研究所のA谷先生も元気な親父です。日本の生活者研究の第一人者であり日本でブランドという言葉をいわゆるブランド品以外で使用した最初の人です。ワインはイタリアのブルネロモンタルチーノしか飲まないと豪語しつつA谷先生は違うワインも結構平気で飲まれたりするところがキュートです。フードサービスのM本社長もそろそろと赤い服と思われますが、M本社長もタカラ食品工業時代から大変元気な親父でした。何が凄いかと言えば、まず動きます。優秀な人は動かない人が多いですが、元KOボーイのM本社長は腰が軽いし、若いやるがごちゃごちゃ言っている間に動いてやってしまうフットワークの人です。
この親父たちは一生懸命働いています。今度、いつも私にいろんな場面で勉強の機会を与えてくださる元気な親父たちにお集まり頂いて、先達のお話を聞きながら食事をする会を開いて、親父たちの元気を分けて頂きたいと考えます。その名も親父の会。JCでも少しだけ年上の先輩に愛情を込めて市川親父船橋親父と所在地を付けて親父呼ばわりしていますが、ここで取り上げた親父はホントの親父ですから。じ○ぃなんて呼べないくらい、元気で仕事が好きで飲むのも好きな親父たちです。
現在、日本の可処分所得を持つ全人口のうち50歳以上の人数が半数を優に超えて、元気な大先輩が沢山出現しています。元気な人と元気じゃない人と、そういう意味では人生の勝ち組と負け組じゃないですが、わかりやすく選別できる時代となりました。自己責任で何でもやらねば年金も当てにならない状況を迎え、権利第一主義の人たちには更に風は冷たくなりつつあります。年寄りが大量発生してどうなっちゃうんだ!という人もいます。確かに支援が必要なお年寄りも沢山いらっしゃいます。しかし、こんな元気な労働意欲満点の大台をすぎても自ら現役を貫いて頑張る元気な親父が沢山いることに勇気を得ます。同じ年齢でも、現役でばりばり働く人は元気な親父、自ら年寄りと位置づけて元気がなくなる人はお年寄り。社会の個性化と共に、年配者の呼び方も変わってくるなと思うのは私だけでしょうか。私が師事させて頂いた加藤邦宏先生にご指導頂いたフランスの哲学者アランの言葉で、「人はその発する叫びにより生きる」ということばがありますが、自ら年寄りと呼ぶ人は老けています。自ら若いと元気でいる人は若いです。私が沢山の先輩たちとお会いして、自らの設定で自らの若さを設定出来るはずです(谷さんしっかり!)。いつまでも元気でご活躍!
昨秋も東京青年会議所のシニア例会に一番年下の卒業生として使い走りで末席を汚させて頂いた歳にも、本当に還暦のお祝い席に座った人たちは60歳には見えない元気さでした。90歳くらいからいらっしゃいましたが、いやはやよく喋り、よく飲み、よく食べる。40代は圧倒されました。さすがJCを頑張って第一線で頑張っている人は違うなという感じで勇気を貰ったことを思い出しました。