イルカとのコミュニケーションやそれぞれのイルカの紹介をボランティアさくらちゃんにしてもらい(可愛い女性でしたが、島さんが仲良いと言うことでちょっと心配したりして・・・冗談!)、いよいよイルカとの触れあい。イルカの芸の披露として、ジャンプがありました。近くでジャンプすると水がかかりますよ!とガイドが言った瞬間に水しぶきをみんなで浴びました。なんだかんだ、みんな視察と言うよりイルカとの触れあいを心から楽しんでいるようです。それでいいんです。目と鼻(頭にある呼吸孔)は触ってはいけないと言うことでした。また、イルカの歯は魚を捕らえるためにあって食べる際に人間のように噛むためにはなくて魚は丸飲みすること、映画グランブルーやイルカのフリッパーで有名なイルカの鳴き声は口からではなくて少し出っ張り気味のおでこから出て、下顎でその音波の反射を捉えて前方の障害物やエサの存在等を確認することなどを楽しく教えて貰いました。いよいよ実際にイルカへタッチします。二人ずつ生け簀のようなプールの中の段(腰くらいまで海につかる高さに段が出来ていてそこに立ちます)に降りて、インストラクターの女性の御指導通りにイルカに触ります。
他のグループと一緒ですが、ライログループは、まずは池田さんと牛尼、続いて私と姫美、前川と美紀江、最後に兼平単独で入りました。意外とイルカの体はソフトな皮膚に包まれていて柔らかめのゴムとか大きな茄子のようです。まずは正面に来てくれているイルカの体やひれ(手の部分や背鰭)を触り、インストラクターがイルカをひっくり返してくれておなかをタッチ。後はリクエストでどこか触りたいところは?なんてインストラクターに言われて、みんな大体尾鰭(足)を触るという感じでした。最後の最後、握手かキスということで、握手を選択するとイルカがたち泳ぎで顔の高さまでせり出してきてその左右のひれが、水面に平行に肘から曲げて待ちかまえた私たちの手まで上がってきてそれを触るという握手と、片方の頬をイルカの方へ腰を曲げて突き出すとイルカが水面から立ち泳ぎでせり上がってきて頬にキスすると言うよりもくちばしをつけてくると言うキスです。前川は自ら頬をイルカにぶつけていました。握手かと言えば?、キスかと言えば?の握手とキスでしたが、それは別として、他のグループも含めてみんな笑顔笑顔で楽しそうでした。やはりイルカには言葉では説明できない、人を癒す力があると言わざるを得ないなあと感じました。
続いてドルフィンスイミング。補助胴衣が必要な姫美と牛尼は別のプール(生け簀)へ、残りのメンバーは他のスイミングをやる人たちと手前のプールへ。一時間ほどイルカとのシュノーケル。イルカに捕まって泳ぐも良し、段の所に立ってイルカを触るも良し、自ら潜っているかを誘うのも良しという感じでした。やはり注意は目と呼吸孔を触ってはいけないと言うこと。あっという間の一時間でしたが、イルカが、実はエサのことにしかほとんど95%興味がないことと、勝手にイルカを擬人化して解釈してよっている姿に気が付いたとき非常におかしかった(楽しかった)こと、なんだかんだ人は癒しを求めていること、イルカのエサがたまにキャッチされずに数秒間(キャッチできなかった時も絶対数秒以内にイルカは根性で餌を食べます)漂うのですが、そのエサのお陰で水が非常に生臭いこと、そのエサをイルカがキャッチする際に細かい皮や身が漂うのでそれを小魚が待っているためにイルカのプールのエサ場の段の所には小魚が群れていること等を知りました。得に他のグループのピンクの電話の声の人が、イルカと「共に」戯れている自らに酔って
錐もみ状に海中を舞ってイルカに見せて(しかもイルカは余り興味なく行ってしまう)いる姿に暑いのに冷や汗をかきました。そんなことを言いつつも十分に私もいるかとの触れあいシュノーケルを楽しみ、十分にいるかに触り、十分にいるかに捕まって泳ぎ(結構速く泳ぐ瞬間もあって楽しいものの結局エサ場に戻ってイルカは止まってしまう)、十分に鼻から海水を吸い、エサとイルカの行動(人に近寄るように訓練されていて一定の間人と触れあい泳ぐとエサを貰える)の関係とそれを擬人化して感動する癒されたい人間の姿を十分に観察し、一時間近くのアトラクションを楽しみました。細川佳代子さんのスペシャルオリンピックスは知的障害者のためのスポーツ大会を通じて知的障害者の生き甲斐や健康をサポートする非営利団体ですが、同様の主旨と知的障害の人がここで癒される効果について、私の勝手な解釈ながら感じることが出来ました。イルカとふれあい泳ぐという行為において知的障害者と健常者との相違はほとんどありません。この世界は理屈じゃないと実感しました。さてさて、ドルフィンスイミングの時間の経過は速く感じました。補助胴衣組は人間二人にイルカ二頭と言うことでマンツーマンのひとときだったようで、牛尼に至ってはイルカにまたがってロデオライディングまで行なったとか。流石で
す。
軽くシャワーで海水(とエサの魚臭さ)を流し、軽く冷たい物を飲んで帰りの船を待ちました。もうお昼です。ネットのパラオ旅行記で世界で一番美味しいハンバーガーと書いてあった、ロックアイランドカフェにて昼食をすることをライロご一行は決めていたのでそこに連れていって欲しいと島さんにリクエスト。ロックアイランドカフェは、イノキファンデーションの支持者でもある大酋長のお店と言うことで、シンジが日本からお客をお店に連れてきたということにもなるでしょうから、一石二鳥です!?
口々に、イルカとの感動体験を語り合い、美紀江に至っては一時間私にずっとイルカが付いてきてくれたと興奮して何度も何度もみんなに語っていました。無感動っぽいイメージの兼平も思ったより楽しかったということでした。
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