ホテルの桟橋から船でスタートした昨日の視察でしたが、今日は車にての視察です。今朝は8時に島さんがピックアップにホテルに来ます。寝不足の東京での日々の後のパラオ。昨日の海視察、船での移動やシュノーケルなどでそろそろみんな疲れが出る頃です。
今朝も7時に起床。シャワーと今日の身支度をしてホテルの部屋前の前庭へ。前庭正面の入り江(フィッシュポンドといってエサで小魚を餌付けしているので魚が沢山集まります)から海を見渡すと、やはり心が現れます。丁度島の西側にあるので私の背中越しに少し熱めの朝日が気持ちよい。
さて、8時十分前。隣の男性チームは起きたかどうか、覗いてみましょう。兼平不在、昨日二次会に行った池田さんと前川は何と睡眠中(笑!)池田さん「8時半じゃなかったでしたっけ?すぐ行きます!」と飛び起きる。前川は暴睡。しょぼしょぼした目を開けようとするも起きれない。やはり、池田さんとは修行も心持ちも気合いも意識も全然違うようです。まだ子供。兼平はどこへ?きっと自分1人集合場所へ・・・。起こしてあげようとどうして考えてあげられないのだろうか?前川は良いとして、池田さんもいるのに、うーーん、いかんなあ全く。そうこうしているうちに、牛尼が登場。やはり彼女は寝坊している人がいるか心配で、今朝も走って部屋へ。利他と利己、自分のことばかりの風潮の中でいつでも組織全体と見て考える事が出来るように成長したベテラン(きっと本人からこの表現には抗議が来るでしょう)の牛尼お姉さん、びしっと起きた池田さんと起きあがれない前川を見て、手厳しく前川を叱っていました(笑)。
さてさて、毎度定刻に集まらない(集まれない)ライロ様ご一行様、すっかりパラワン状態ですが、何とかジョジョの車と島さんの車に分乗して出発!本日は我が母は(わがままじゃないけど)、休養のためお休み。一同7名プラス案内をしてくれる島さんとジョジョの9名です。
今日のプログラムは、9時からドルフィンパシフィックを見学・体験します。昼食を経て午後はパラオ国立水産試験場(シャコ貝やソフトコーラルの養殖をしています)、パラオサンゴ礁研究所(併設で水族館があります)へ向かうスケジュールです。
一行はネコツアーの桟橋へ。ドルフィンパシフィックはネコツアーが桟橋から船で、ドルフィンパシフィックのある入り江まで送ってくれます。申込書に各自記入し、料金(入場および説明とイルカたちとのふれあいで30ドル、そのあとはイルカと一緒にシュノーケルで泳ぐドルフィンスイミング80ドルかイルカと一緒に海に潜るドルフィンダイビングやイルカの調教を体験できるコースなどがありますが、一同はみんなでドルフィンスイミングを体験してみることにしました。一人当たり110ドルは高いなあ。
9時となって船が出発。他に、OLっぽい女性二人組が二組、白人夫婦プラス赤ちゃんとメイドさんのフィリピン人女性、そして年輩から30才位の女性までの日本人グループ4人(家族なのか会社なのかわかりませんでしたが、30才くらいの女性の声がピンクの電話の甲高い方の人の声のようで異様でした)、プラス台湾人?の新婚さん風カップル等数組。数分でドルフィンパシフィックへ。
ジャパニーズスピーカーはガイドのボランティアのサクラちゃんの案内で、イングリッシュスピーカーは現地スタッフの案内で、荷物をロッカーに入れたり着替えたりして、イルカの生け簀へ。生け簀へ向かう桟橋に、何気なく、藤森工業さんのカレンダーに使用したようなソフトコーラルやカメラマンの中村征夫さんの写真にあったようなソフトコーラルが何気なく付いていました。それだけでライロデザインチームはワクワク。
ドルフィンパシフィックは、ソニーの故盛田会長のモリタコーポレーションによる非営利活動法人がやっている施設です。盛田さんのご子息がやられていると聞いています。ライロのクライアントであるタカラ食品工業さんとの関わりのある無農薬有機リーフ栽培のモアーク農園も確かここの仕事のはず。現地トップはたしか田中さんという人で、島さんとも親交が深いと言うことで、アントニオ猪木さんも顧問をお務めと伺っています。実は、私たちがパラオの猪木財団の設立準備に際し、数年前から設立趣意書やパラオ政府への申請書類などの準備のお手伝いをしている際に一緒の頃に設立の準備をされていたので、主旨やご様子は当時からおおよそ伺っていました。
ドルフィンパシフィックのイルカは、実は紀州和歌山のイルカを連れてきていていて(確か理由があったはずですが忘れました)、イルカとのコミュニケーションを通じた海洋環境および自然環境を考えていただくという啓発事業や、知的障害者身体障害者への貢献事業等を掲げていて、単なるアトラクション施設ではありません(ドルフィンパシフィックに関する紹介の部分は私が聞いた範囲の記憶で書いているので事実と若干違う記述があった際にはご容赦下さい。また、御指摘いただいた際には速やかに修正させていただきます)。また、この施設の建設に際しては木材などほとんど自然素材を使用し、自然を損なわないように海底のサンゴ等の生物のうち、施設のために傷つく恐れのあるものは全てイノキファンデーションが安全な近くに移植することで可能な限り自然への影響を与えない施設作りをするとともに、近くの入り江にマングローブの植林をするなど環境の保全維持に貢献していると聞いています。
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