ヨーロッパチャンピオンズリーグ、バルセロナが優勝しました。
サッカーは世界の共通語と言われて久しいですが、それを体現するレベルの高い試合でありつつ、超高額年俸を得る両軍のスーパースターの苦悩やミスなど人間臭さもかいま見ることができる、サッカーの本質が表現された試合だったと思います。
日本代表がヨーロッパ組抜きのチリに圧勝した試合と共にダイジェストしか見ることが出来ませんでした。各局の番組で色々見たところ、この試合は若きアルゼンチンのスーパースターであるメッシの独り舞台のように報道されていますが、私はバルセロナ生え抜きのシャビとイニエスタというバルセロナが誇る、、、というよりもスペイン代表の至宝である2人の中盤の構成力による勝利でした。メッシが若干下がることで中盤のボール回しによるゲームの支配は、圧巻。ワンタッチツータッチでボールがどんどん回る。我が日本代表が誇る中盤のボールキープの素晴らしいお手本のような試合でありました。
シャビとイニエスタについては、このブログをご覧になった人たちにも是非覚えて頂きたい。
今回の決勝のマンチェスターUとバルセロナにおいて、クリスチアーノ・ロナウド、メッシ、テベス、アンリ、ルーニー、エトオ、朴智星らが日本では有名だけれども、是非この2人を。
以前、確かNHKだったと思いますが、スペインのテレビ局が放送したシャビとイニエスタによるFCバルセロナの小学生の低〜中学年の選手への指導を通じたサッカー番組を見たことがあります。その際の、ちょっとしたボールコントロールはかつて中学生の時、マラドーナを見た衝撃に近いものがありました(関係ないですが、やすゆきは未だに私と色違いだったプーマのマラドーナサイン入りサッカーバッグを持っているとのこと)。特に、その番組を見る限り、シャビのボールコントロールは、ボールを止めて蹴るという基本から軽業師的なボール扱いまで含めてイニエスタの技術を大きく凌駕しているように見えました。ただ、昨日の試合ではイニエスタの貢献度がより高かったようです。
これでバルセロナは3度目のヨーロッパチャンピオン。
第一回目は1991〜92シーズン。たまたまバルサが優勝後、株式会社ライロ創業前の思い出にと、サンダース石田さんとスペイン旅行をし、バルセロナにも2泊しました。その時に安物から何からバルセロナ優勝グッズを勝って帰りました。
帽子、フラッグ、クッション、キーホルダーなど。。。
今手元に残るのはキーホルダーとフラッグです。共にチームのライセンス商品。
91〜92 CAMPIOと書いてあります。
写真のキーホルダーは私の車の鍵にくっついています。
第二回のヨーロッパチャンピオンの時には、トヨタカップを石田さんと一緒にバルセロナの応援に行きましたが、晩年のトニーニョセレーゾのいるサントス(ブラジル)に負けてしまいました。
バルセロナというチーム、カタルーニャというスペインから独立したい民族の人たちのエリアなので、レアルマドリードとの対抗心は、日本で言えば巨人阪神と同じ、、もしかしたら血を見る争いがあった歴史の分だけ先方の方が競争心が強いかもしれませんね。
最近ではロナウジーニョが在席し、、かつてはヨハンクライフ、ロマーリオ、ロナウド、リバウド、ストイチコフ、ドイツ代表を拒否した、ドイツ最高の孤高の天才ベルント・シュスターが在席し、マラドーナも在席(しかし悪質なタックルで確か足を骨折した)したり、デンマークのラウドルップが活躍しました。ロナウド、シュスターやフィーゴがバルセロナからマドリードに移籍して大問題になったり、オランダのクライフやライカールトが監督をしたりと日本もいろいろ報道が入ってきたスペシャルなチームです。