マサイの木彫りです。
像が一匹、キリンが一匹、サイが二匹。
キーホルダー付きが二匹、キーホルダー無しが二匹
いずれもケニアのマサイ族の民芸品。
キーホルダーはどこかで付けたのでしょうが。
キーホルダー付きは
自分でかつて購入した物です。
キーホルダー無しは、なんと、日本の動物学会のスーパースター小原秀雄先生からいただいた宝物です。後付同級生の読売新聞の嶋田さんにご紹介して頂き、図々しくご自宅までお邪魔した際の帰り際に、折角来てくれた記念に、、とぽいと渡されました。
小原先生の動物の本は実に楽しく面白く、少年時代の私の心をくすぐる内容のオンパレードでした。
学術的に優れた著作から、私が読みあさった「世界の野生動物99の謎」「日本の野生動物99の謎」というカッパノベルズから、猛獣もし戦わばといった猛獣同士の対決シミュレーションなどなど、小学生から高校生までの間、恐らく図書館で借りたりしたものからお小遣いで買った物まで20〜30冊は読んだのではないかと思います。それとご縁を感じたのは、私が創業する前にお世話になった加藤邦宏先生とも、オフィス202の広報誌エスキス誌上で対談されており、残念ながら入社前だったのですが、びっくりしたのを鮮明に覚えています。
小学生当時は、生き物ばんざい、まちゃあき海を行く、驚異の世界、野生の王国など、ゴールデンタイムは動物番組のオンパレードでした。NHKも英国BBCの動物番組なんかを週末流していました。小学生の私はこれを全部新聞でチェックして毎週ほとんど全部の番組を制覇していました。今考えれば、そう言う意味で生々しい映像のオンパレード。今の動物番組のようにバラエティー化して馬鹿なタレントがコメントを言ったりするのではなく、野生の王国はやはり欧米人も日本人もなんとなくロマンを感じるアフリカのサバンナが非常にテーマとして多く扱われていました。象の群れでの生活、華麗にも悲しいチータ、ライオンの群れの生活、シマウマやれいよう、ヌーなど狩られる立場の草食獣、たまに変化球で気むずかしいサイやカバが扱われ、、延々とアフリカ現地での貴重な映像が流れていました。ナレーションでフォローしていくという番組構成で、ナレーションは何しろ久米明ですから今では考えられません。パンアメリカン航空スポンサーの日曜朝、兼高かおるの世界の旅の芥川隆行と同じくらい凄い(この兼高かおると芥川隆行の掛け合いも子供ながら楽しく、当時は珍しかった世界中の旅を紹介するこの番組は、兼高かおる〜あこがれのセレブおばさんみたいで感動的でした。こんな番組二度とつくれないでしょうね)。同時に日曜朝といえば、ルーシーショーやグラハム・カー(おい!スティーブ!)の世界の料理ショー、じゃじゃ馬億万長者(田舎もんと銀行の頭取…)なんかも非常に面白い番組でした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/
http://www.superdramatv.com/line/lucyshow/
http://jp.youtube.com/watch?v=tCYNMD9lVK0
http://www.kcat.zaq.ne.jp/maetoshi/tanabe/tvprga/jajauma.htm
話がそれました。野生の王国も驚異の世界も、現地のレンジャーのインタビューなんかも、吹き替えの声が生々しくて(変にタレントが話すのではなく、翻訳者が直接マイクに向かうみたいな…)、、何しろ、食事中の時が我が家も多かったけれども、食事中の茶の間のテレビに、顔中血で真っ赤になったライオンがヌーやシマウマをむさぼり食っていたり、雄ライオンが顔をくしゃくしゃにして雌ライオンの股間の臭いをかいで発情していたりと、食事中にふさわしくない映像がテレビ画面一杯に流れていました。何故か、ブッチャーシーク組対ファンクスの全日本プロレスや猪木対ジェットシンの新日本の生々しい流血シーンと子供の頃の記憶がかぶったりもしますが、、、まあいずれにしても、ゴールデンタイムのプロレス同様食事中にこれはどうかと思うような映像でした。それにしがみついていたのが私ですが…。
話がまたそれましたが、小原先生はレッドデータアニマル(絶滅が危惧される希少動物のいわば学術的な図鑑)などの歴史的に貴重な御本も(揃えたら数万円)お作りになられているので揃えたいと思います。小原先生は子供向けの動物番組に出られていたので、ご存じの方もいらっしゃるのではないかと思います。
何より小原先生のご自宅にお邪魔した際に嬉しかったのが、初めて訪問した私に対して(もちろん、著作の大ファンだったということをお話しした上での話しですが)、当然本気でいらっしゃらないにしてもアフリカに一緒にサファリに行こう!とおっしゃって頂いたことです。
読売の嶋田さんは、読売新聞トップの関係でケニアのサファリに行ったことがあると言うことで大変うらやましい。アフリカの空の下、サバンナをジープで走り、ライオンやチータ、象やヌーの群れを見るというのは生涯の夢であります。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%8F%AC%8C%B4%8FG%97Y/list.html
http://www.ruralnet.or.jp/ouen/meibo/037.html
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