いろんな過去の問題からお隣韓国は近くて遠い国と言われて久しかったけれども、2002のワールドカップの共催、時期を同じくする民間レベルの交流の促進、そしておばちゃんたちのヨン様ブームを発端とする韓流スターブームなどあって急速に距離が縮まりました。うちのおばちゃんたち〜母はヨン様妹はシンスンフンということでポスターやらカレンダーやら出演した映画やらで頑張っています。東京JCFCはみんなのアイドルジョンジェグン〜ジョン様ですが・・・。
いろんな問題も残るものの急速に近くて近い国となりました。私もサッカーを通じてソウルのJCメンバーと交流を重ねています。
日本料理と韓国料理、日本語と韓国語、国民性…。似ているようで似ていなく、似ていないようで実は似ていることに気が付いていない部分もあったりして、数千年の交流の歴史に興味がわきます。
ある人の著述にありました。その人の奥様は韓国人で、カレーライスを食べる際に家庭内で大きな論争になったということ。日本人の夫はカレーを食べる時に、ライスとカレーを一緒にスプーンに載せながら食べます。しかし韓国人の奥様はビビンバのようにカレーライスを全部混ぜてしまってから食べるそうで、そうした方が絶対に味に深みが出て絶対に美味しいと言って引かないと言うことでした。私も日本人なのでビビンバの様に混ぜまくってしまうのはいかがなものかと思います。同じように、ご飯を食べて野菜中心のおかずに汁物を食べる文化ですが海を隔てて違うことも似ていることも沢山あって面白いですね。またこのあたりは別の機会に。
また、私の母方の祖母は福岡県の田舎の出身です。
福岡や佐賀あたりは古代から、朝鮮半島の南岸と盛んに行き来があったと聞きます。いろんな研究書をひもとくと、古代は朝鮮半島と九州北部は共通の言語だったとよく書いてあります。実際にも近代まで行ったり来たりしていたのは事実だし、中国の文化(幹事や古代仏教や陶器など)は朝鮮半島経由で伝わったと歴史は語ります。
そんなところで私の祖母…というよりおばあちゃんの昔話を思い出して、ぴんときたことがあります。
日本語で返事をする時に、「はい!」と言います。韓国語では「ねぇー」もしくは「いぇー」と言います。「はい」と言う際に発音を曖昧に曖昧にしていくと、何となくですが韓国語の「ねぇー」や「いぇー」に発音が近くなってきます(来ないかな??)。多分、これを呼んだ素直な性格の人は1人で発音を(心の中で)試してみましたね!
おばあちゃんは福岡の田舎、、、あの白秋やウナギで有名な柳川の近く、確か佐賀寄りだったと思いますが、「からお(字は忘れた)」の生まれ育ちです。おばあちゃんの町には川を隔てて隣町があって若干言葉(方言)が違ったと言うことでした。そこの子供同士が、半分遊び半分けんかで川を挟んで、言葉尻を捉えてやり合ったりしていたと言うことでした。大正初期のことです。その際に、おばあちゃんの町側の子供は川の反対側の町の子供たちに相対して「あんたたちは′お母さんがいるか?′と聞かれても′なーい′と言う変な人たちじゃないか!!」みたいなことを言っていたと聞いたことがあります。韓国語を少しずつ理解できるようになって考えてみたら、そこに日本語と韓国語の共通の原点が見えてくるように思います。もちろん、私の勝手な何も根拠のない推測ですから笑ってください。
「いぇー」や「ねぇー」が、「なーい」となって、それが「はーい」を経由して「はい」と変化していったという田辺仮説はあまり不自然じゃないような(あくまで自己評価)。今も素直な性格の人は心の中で発音しましたね!…エリアがエリアだから半島から渡ってきた人たちの末裔が普通にいそうな気がします。今と違って人の流出流入が極端に緩やかだったはずですから、居着いてそのまま何百年、、ということも不思議ではない話と思いますし、大陸から渡ってきた人たちのあるグループの末裔がそこに集落を作って町が出来た、、、みたいな勝手な想像です。当社の江川は宮崎日南の出身ですが、彼の故郷の山の方にやはり朝鮮半島をルーツとする人たちの末裔が集落を作っていたという話も聞きます。新羅に破れた百済の人たちが日本に渡って九州から奈良を中心とする関西に移り住み、新羅の内戦で追われた人たちが日本に逃げた際に、九州から関西は百済の出身者で固められて関東に追われたという話は有名ですが、高麗川(高麗は韓国語だとこりょと発音しますが、それにしてもこうらいがわでなくこまがわとはどうやって変化したのでしょうね。神社の狛犬も元は高麗犬だし。韓国に行くとこまいぬは見るからにライオン=獅子です)という地名にもなっていますし、桐生や入間という地名もどこかの本で朝鮮語由来だという話を読んだことがあります。
私たちの知らないいろんなドラマがダイナミックに展開されていったことでしょう。誰か映画にしないですかね。
テーマは問わず、思いつきで「おもしろ韓国」も書いてみます。テーマのリクエストはいつでもしてください。>>先生
とぎれがちなブログでありましたが、O医師はじめもっと書くように指摘を頂いています。
今年はもっと書きます。
コメント
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