ついに最後の朝です。
めいめい起きて、食事に行く人はレストラン、もう少し寝ていたい人はゴロゴロしながら・・という感じの朝です。今日は天気がよさそう!?帰る日なのに!?私たちが帰るから!?等と話題に絶えない天気でしたが、結局雨は到着した日の夜寝ているときだけということで、夕陽が初日が今1つであとは今2つ3つということで、夕陽が今後の「宿題」として残りました。
「また来れると良いね」牛尼が前川に言っていました。池田さんも楽しんで貰えたようでした。みんなそれぞれのパラオだったと思います。団体行動で自由が利かない窮屈さもあったし、パラオのスタッフとの行動だったりでリラックスできない面もスタッフにはあったと思います。また、サンゴ礁の猪木財団に関わる仕事やザクロスカレンダーの企画制作で関わったパラオの自然について、美しく素晴らしい面と人間が確実に壊しエルニーニョで白化したサンゴなど問題も直接自分の目で見たことはきっと全員それぞれの中で根付いたと思います。一方で知花さんのボートでロックアイランド中を渡り歩き、シュノーケルでサンゴや魚を体感し、大いに飲み大いに楽しむことが出来たのではないかと思います。
一人ひとりが、また来ようと話し、最後のパラオコロール空港では、池田さんが気を利かして勝ってきてくれた冷たいコーラを飲みながら、見送りに来てくれたパラオスタッフと名残惜しく語り合い、記念写真を撮ったりして、握手で別れ想い出が残りました。終わりよければ全て良し。つつがなくパラオツアー、パラオ編は終了です。帰りの飛行機、何気なく機内販売の免税品パンフを見ていると牛尼が現われディオールの化粧品を買わされました(牛尼は前川の分も私に買わせようと前川の席に行ったところ前川は機内食のビールが溜まった疲れに響いて睡眠中、牛尼が起こすと不機嫌な顔をしたということで牛尼の怒りを買っていたとか。怖いね)。
成田空港着、兼平はリムジンバス、池田さんは成田エキスプレスで。私と美紀江の車で四街道で牛尼を送り届け、無事に東京に帰りました。和食が恋しいみんなは春日の某割烹で乾杯し、最後の夜はこうして更けていきました。
以上、2ヶ月に渡って筆が遅々として進まないパラオ日記は終了です。パラオのサンゴ礁保護については、NPO法人設立準備ができる手はずは整いましたが、諸事情でその後は私の判断で形を作っての行動活動は今のところストップしています。別の団体が同様のNPO法人を立ち上げていて少し不審なところがあったり、ここには書けない状況があったりして、現在、極めて純粋な活動をする事を目的としたい私たちとしては静観中という状況です。熱い思いで心血注いで頂いている池田さんはじめ協力していただいた人には申し訳ない状況ですが、ただし、どういう形にしても、地球環境の保護保全に関わる活動をする(出来ることから始めよう!微力ながら僅かな力を確実に世の中に提供しよう!)、私たちを育ててくれた地球や社会に少しでも恩返しをするという基本姿勢は崩さずに行きたいと考えています。パラオとの関係も始まったばかりなので、じっくりと構えて行きたいと考えます。また、ここで皆様にご報告する機会をと思いますので、情報やアドバイスは随時お願いしたく、私たちの今後の活動を支えていただければ幸いです。
パラオ日記はひとまず終了。
続いて、「高野山~思想宇宙との出会い」を次回より始めることとします。
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