二日目の朝。
興奮しているのか7時前に起床。日頃睡眠不足気味の姫美は熟睡。昨晩徹夜の前川も爆睡していることでしょう。外は晴れ。昨夜遅く雨が降ったようで少し地面が濡れています。私たちの部屋は2階建てのコテージ式の一階で、島の西岸に位置していて、部屋の前は芝生と椰子の木をはさんで右に桟橋そしてビーチ。目の前は入り江になっていて魚が沢山集まります。空は青。海も青。マイナスイオンたっぷりの綺麗な空気です。いよいよ来たなと言う感じです。気が付くと兼平がレストランの方へ向かう後ろ姿。
起きることができたら8時にレストランで食事ということで、8時に行ってみると私の母と妹のみ(姫美はギリギリまで睡眠をとる模様)。ブッフェスタイルで食事。パンやサラダや卵などをとってきて、ジュースとコーヒーも。帰り際に池田さんがコーヒーを飲む姿。ここに書いて良いのか迷いますが、結局伝票も来ず、勘定も請求されないのでそのまま帰ってしまい撒いた。えっ!これってただ食い!?食い逃げ!?
部屋に戻ると姫美が水着に着替えていました。今日は、ナポレオンフィッシュも登場するシュノーケリングのポイントにまず行ってみんなに海の生き物を感じて貰い、そのあとロングアイランドで遠浅の何百メートルにもなる帯状のビーチを見せて自然の不思議を感じて貰い、ジャーマンチャンネルからリーフ外の外洋に出て、海を行きながらの鳥山で魚にちょっかいを出し、猪木島(イノキアイランド)にて
9時となり、いざ知花さんの船がスタート。操縦はバイス。ジョジョが船尾に。知花さんはパラオ政府の仕事で今日はパスということで、島さんをリーダーに海へと出発です。みんな気持ちよさそう。視察といってもやはり社員旅行と言うことで、みんな顔が輝いています。池田さんは船に乗り込んだ瞬間にバド缶をプシュー!それぞれのパラオです。海やそれぞれの参加者の写真を撮ったり、風にあおられたりしながらまずはシュノーケリングのポイントへ。余りの魚の多さにみんなビックリしています。
ロングビーチでは歩けると事まで数百メートル歩いてみました。日に焼けるのが肌で感じられます。確か韓国に、引き潮の時に歩いて渡れる島があったり、清書の海が割れる奇跡などの話を思い出しながら、左右両方から波が寄せる不思議な感じの散歩となりました。姫美が見つけた糸巻きヒトデの殻が人気で、牛尼や前川と拾って誰のがキレイか遊びました(子供みたい!)。
いよいよ猪木島(注/猪木島は上陸禁止ですが私たちライロ視察団は特別です)
に上陸。みんな目が輝いています。椰子の実が落ちていて、早速池田さんが割ってみんなに提供。シュノーケリングで大きなシャコ貝やサンゴを観察。サンゴ礁は以前のエルニーニョで白化現象でその多くが死んでしまいましたが、少なくとも2年前に猪木さんと来たときよりは人の手(ハンド)状の枝サンゴがあちこちから生えてきていたり、着実に回復に向かっているようです。島さん曰く、ここ二年くらい一月二月に平均海水温が二度ほど下がるようになった(エルニーニョの年は下がらないのでサンゴが死ぬ)ということと、イノキファンデーションのスタッフたちの回復努力の賜で、自然は力強く復活しつつあります(兼平君、白いサンゴを見に来てきれいだとかどうだとか感じに来たんじゃないんだよ!現状エルニーニョ現象の影響を受けたサンゴ礁が現状どうなっているか、それを我々の使命としてどうするべきかを肌で感じに来たんだよ!その上で自然を満喫して、普段の都会生活を忘れて楽しんで・・・とね!)。
お約束のお弁当はアリラン(韓国料理店)のお弁当。前回来たときのお弁当よりずっと美味しかった。私は一時間以上もシュノーケリングで猪木島のメインビーチ側前を見て回りました。背中がじりじり焼けてきます。牛尼はウミガメを見つけたようです。兼平も姫美も美紀江も池田さんも一生懸命見て回ったようです。ただ、前川はマスクが合わずに鼻から水が入りまくって途中リタイア!?
昨夜、バドワイザーを飲んでご機嫌のバイスと船を操縦しているときのバイスの顔の違いといったら!彼は昔犯罪に手を染めて、知花さんがこの仕事に十年前に巻き込んで現在に至ると言うことです。シンプルな性格だけに海のことにかける気持ちは人一倍、いや三倍。猪木さんはじめ、私たちのように外国からパラオの海を守るために力をかしてくれる人がいることに涙が出るほど感激しながら私たちを迎えてくれました。バイス、ありがとう!でも飲んでどさくさに紛れて女の子に触ってンじゃないぞ!
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